Madden NFL 19 First Impression

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今年も新シーズンの季節(重ね言葉)がやってきた。不意に「昨日倒産しなかったから今日も倒産しないだろう」という佐々木倫子の短編で見た危ない会社の表現を思い出したが、NFLもMaddenもどうやら危なくないようで問題なくシーズンは開幕するようだ。とはいえ自分自身は危ない橋を渡り続けている自営業ということもあり、珍しく今月末までとはいえ定時や出張のある仕事を請けてしまい、Maddenやってブログを書くまで手がまわらないのが現状である。少ない可処分所得と可処分時間でできることといえばチェンクロとFGOのイベ周回くらいだ。まずそこを削れ。

前置きにぐだぐだ書いてみたが、Madden NFL 19もアーリーアクセス版で購入しており、EA Access会員として体験版のリリース以降出張日以外はMUTのデイリーをしっかりクリアしているくらいには遊んでいる。近年ほぼMUTしかやっていない状況だが、いまのところさらに極まっており、スキルチャレンジすらパスして、まったくもってMUTしかやっていない。というわけで、ファーストインプレッションとはいえMUTの感想ということになる。

プレイ環境は特に投資していないものの、前回書いた数ヶ月前の時点よりも上方修正されている。具体的にはXbox One Xが4月のアップデートで1440p解像度に対応したことで、うちの32インチ1440pモニタでもdbdで見られるようになった。当然であるが1440pモニタに1080p表示させていたときと比べると、はっきりくっきりと表示されるようになり見栄えの納得感は高くなった。一応仕事用の27インチ4kモニタにも繋いでみて1440pと比べてみたんだけど、同じdbdだと初老のゴミ視力ではあまり違いがわからなかった。まぁうちの4kモニタの入力切替系が不便極まりない仕様になっている面倒バイアスがないとは言わないが。

グラフィック面はこのレベルまで来ていると割とどうでもいいと言ってしまうとアレだけど、とりあえず不満を覚えるレベルにはない。Xboxでは少し前にインディーメーカーが非NFLライセンスのアメフトゲームを出していたが、さすがにこのグラフィックだと定価で1/4程度とはいえダボハゼよろしく手を出すことはできなかった。

さてプレイ感覚。入力系統はほぼ完成しきっているため、大きな変化は感じない。いつものように操作すればいつものように反応してくれる。ただ、ディフェンスは操作時にイラつくことが増えた。前作だとボールキャリーの近くでタックルすればある程度は吸い込んで倒してくれるところがあったけど、今作ではその幅がかなり狭まっているようで、適当にタックルするとアホみたいにちょっとずれた方向に一人で倒れ込んでスタスタとロングゲインを許してしまう。また、LBやDEを操作してプレッシャーをかけ、長いパスを投げられたら操作選手をDBに切り替えてインセプを狙うシチュエーションはありがちと思うが、DBに切り替えるとボールを追っているDBが一瞬QB側を向いて止まってしまい、慌ててもう一度操作入力をしても後ろ抜けられて終わりというケースが多々あった。現状自分の中ではいい解決策が見つかっておらず、ディフェンス時にはDEでブリッツ入れた後はその選手から切り替えず完全にCPU任せにするくらいしかない。むしろブリッツ時に自操作選手がQBをチェイスできそうなら、さっさと別選手に切り替えてCPU任せにした方が良いまである。

MUTのシステムにおける大きな変更点としては、コントラクトのシステムが廃止されたことが挙げられる。そのため、ロースターを最少人数で組んでコインを節約する必要はなくなった。むしろ今までケミストリーは必要枠にいる選手しかカウントされていなかったが、ポジションを合わせてロースターに入れた選手全員の分が加算されるようになったため、控えも含めてなるべく枠は埋めてしまう方が美味しい。ラインの2ndとかWR4,5なんかに好きなチームのシルバー選手とか放り込んでおくと、Tier 5(25)程度くらいなら簡単にチームケミストリーを稼げるのでオススメ。

また、本作では一部のQuicksellカード以外は売却時にコインにならず、選手を成長させるためのトレーニングポイントに変換される。ほとんどのカードでは既存のチームケミストリーに加えて、少額のトレーニングポイントを投資することで1つのスキームケミストリースロットを空け、Pass Defenseなどの数が必要となるケミストリーを加えることができる程度だが、Power UpカードやCaptainカードはトレーニングポイントを大量につぎ込むことでどんどん成長させることができる。MasterカードなどはObjectivesのリワードで得た特殊なCollectiblesアイテムで同様に成長させていくことになる。

それと、今回のMUT Soloで目玉だったSolo Battlesは現状では割とアレ。FIFA 18のSquad Battleに類似したシステムで、毎週3度の締切時間までに4戦ずつ+ポイントにボーナスが付く1戦の週計最大13戦(体験版での1-4戦は始めた時点で期限が切れていたため自動的に負けになっていたけど、対戦相手は締切後に手動更新のため、もしかしたら後日まとめてという形でも大丈夫かもしれない)を3分Qで行ない、難易度やプレイに応じたポイントを稼ぎ、最終的に所属する階層に応じたリワードを受け取れるフィーチャーだ。FIFAの場合は階層は割合で決定される動的なシステムだったと思うが、Maddenの場合は階層の閾値は固定ポイントで決められているようだ。クソな点としては、1日ほぼ2戦見当となるにもかかわらず、Quick Presentationを選ぶことができず、Exhibision+1プレイ30秒+アクセルクロック25秒というダル演出を強制される点と、プレイブックがMUTのラインナップで設定したものではなく、メインメニューのSettingで設定されたプレイブックに依存するという点だ。Madden 19においても18に引き続きエモリーヘンリーのランプレイはCPU相手では強力に効果を発揮するため、ブラウンズのプレイブックを落札し、ホクホクでSolo Battlesの難易度を上げて挑戦したら、ライオンズのプレイブックのままであっさり蹂躙されてクソがEA死ねやと怨嗟の声を上げる羽目になった。その後Solo Battle Playbookで検索したことで、あっさり解決することになるが、今週のポイントはこの負けがあったせいでSilverの15万に4000足りずにBronze止まりだったのには……。

良い点としては、俺環かもしれないが、セッティングを終えたあとのローディングが前作から比べてはっきり早くなっているのがうれしい。前作だとスタジアムが出てくるまでの時間は40秒程度だったが、今作では15秒を切るケースすらある。あとは、ローディング時にたびたび出てくるメイフィールドの顔がウザイのをなんとかしてくれれば。

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