Maddenにおいて、しばしばMadden Curseは話題にのぼる。今年のカバー選手はブレイディだったが、NEが開幕戦を落としたことで、すわカース発動かと一瞬騒がれたものの、8試合が終わり6-2とまぁいつものNEであった。さて、本項ではせっかくなので昨年のMUT 17でRookie Premiereとして取り上げられた10選手の現在を見て、こちらにもMadden Curse的な何かがあるかを調べてみることにする。
Rookie Premiereは昨年のMUT 17最終盤で導入されたフィーチャーで、運営がセレクトしたルーキー10選手が入手可能となっており、手に入れた選手は今年のMUT 18でも開幕から入手できることとなっていた。要は引き継ぎ要素だ。Rookie Premiereカードの特異性としては、シーズンでの活躍に応じて能力値が変わっていくところにある。というわけでシーズンの半分が終わったところで、選ばれた選手たちの現在地を列挙してみたい。OVRの数字は初期値→Week9時の値となっており、並び順はWeek9時のOVR順としている。
RE Myles Garrett OVR 78→88 CLE 1巡1位
3試合 11タックル(ソロ7/アシスト4) 4.0サック
開幕から4週はケガで出場せず。デビューとなった5週目のNYJ戦ではスターターではなかったものの、いきなり2サックを決めて1巡1位の実力を見せつけた。以降3試合で4サックと上々と思いきや脳震盪で1回休み。バイウィークをはさんで今週は戻ってくるようだ。ライオンズ戦なのでもう1週休んでいてほしかったのだが。
QB DeShawn Watson OVR 69→86 HOU 1巡12位
7試合 19TDs 8INTs 1,699yds RTG103.0 / Rushing 2TDs 269yds IR入り
ディフェンスにクリティカルな怪我人が出てしまっていることもあり勝利に繋がらなかったことも多かったとはいえ、投げてよし走ってよしの素晴らしいパフォーマンスで前半戦のテキサンズオフェンスを牽引し、ついにフランチャイズQBを手に入れたとHOUファンを喜ばせていたが、練習中の負傷でACL断絶とのことで後半戦を前にIR入りしてシーズンエンド。ミッドシーズンでのオフェンスROTY予想ではカリーム・ハントと評価は二分しており、このまま最後まで競って欲しかったが……。今回選出のルーキーでは最もMadden Curse的な悲劇感がある。
HB Leonard Fournette OVR 78→85 JAX 1巡4位
6試合 130Car 596yds 4.6AVG 6TDs / Recieving 1TDs 15Recs 136yds
開幕戦で100yds走りTDも決め、5週目にはPIT相手に90ydsTDランとかゴール前のスーパーダイブTDとかでトータル181yds走るというビッグパフォーマンスを見せたもの、6週目ラストのケガでケチがついた上に、先週は何をやらかしたのかよくわからんけどチーム規律違反でマローンの怒りを買って出場停止に。謝罪して今週は出てくるようだけどいかなるものか。
CB Marshon Lattimore OVR 75→84 NO 1巡11位
7試合 31タックル(ソロ26/アシスト5) 1FF 2INTs
1週脳震盪でoutになったものの、主戦CBとしてほぼ全試合に出続けており、セインツにとってここ数年の懸案だったパスディフェンスの改善に大きく貢献しており、地区首位を走る好調の一翼となっている。デトロイトファンとしては6週目のうちとの試合で、チップされて不規則な回転となったスタッフォードの短いパスに反応し、キレイに収めてそのままTDまで持っていったプレイが印象的。ドラフト時にもこの順位まで残っているとはと言われていただけのことはある。
ROLB T.J. Watt OVR 72→81 PIT 1巡30位
7試合 28タックル(ソロ22/アシスト6) 4.0サック 1INT
ドラフトの順位こそ低かったが、開幕のデビュー戦では2サック1INTの大活躍を見せ、その後もチームに貢献し続けており、さすがワット一族という良血ぶりにディフェンスROTYに選んでいる人も多い。リーグ最高レベルのLB陣を構成できたことで、パスディフェンスの数字も大幅に改善されており、スティーラーズも地区首位を走っている。
TE O.J. Howard OVR 76→78 TB 1巡19位
8試合 14Rec 227yds 16.2AVG 3TDs
ドラフト時にはTEの最上位で指名されたが、全試合先発出場しているとはいえ期待ほどではない評価となっているようだ。6回ターゲットにされて全部キャッチし2TDと最高の活躍となった7週目のハイライトを見る限りではサイズを活かした堅実なプレイぶりで良さそうに見えるんだけど、他の試合ではあまりターゲットにしてもらえていないようだ。
SS Jamal Adams OVR 74→74 NYJ 1巡6位
9試合 43タックル(ソロ33/アシスト10) 2.0サック
TOこそないものの、コンスタントに全試合先発出場を続けて堅実にスタッツを残しており、なぜ彼のOVRが初期値のままなのかは疑問。正直Lattimoreを上回っても不思議ではないと思っているのだが。
LT Garett Bolles OVR 68→74 DEN 1巡20位
8試合 8先発
ブロンコスの試合を追っているわけでもないので実際のパフォーマンスについては何とも言えないが、地元紙の記事なんかを流し見る限りでは先発を張る及第点は与えられているようだ。ただ、NFLレベルのパスラッシャーへの対応には苦労しているようで、これがブロンコスの被サック数の多さに直結しているのかもしれない。
LE Jonathan Allen OVR 73→73 WAS 1巡17位
5試合 10タックル(ソロ3/アシスト7) 1.0サック IR入り
ドラフト時の期待は高く開幕戦から先発をつづけていたものの、1巡選手としてはやや物足りないパフォーマンスのまま、6週目に足の甲のケガでIRとなりシーズンエンドとなってしまった。
WR Corey Davis OVR 73→73 TEN 1巡5位
3試合 9Rec 101yds 11.2AVG
今年のWR最上位だったが、プレシーズンでケガをして開幕にこそ間に合わせたものの2週で長期離脱。9週目にようやく帰ってきて3ゲーム目のプレイとなっている。1週目には先発せずに様子を見ながらとはいえ10ターゲットで6レセプションの活躍を見せていたので、後半戦フルで出られるようなら上昇の期待は持てそう。
まとめてみると、悪い方ではIR入りが2人に長期離脱が1人。うまくいっているのはLBDBの3人だろうか。カースにふさわしいのは、活躍からケガへの落差からやはりデショーン・ワトソンになりそうだ。あとアダムスとデービスのOVR上げてください。持ってるの……。
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